

製品概要
pco.dimaxシリーズは高解像度CMOSセンサーと高速処理回路、大容量メモリー小型バッテリー制御機能を搭載した高画質ハイスピードカメラです。非常に高い色再現性、高速撮像、高解像度の性能を併せ持ち、高速カメラとして革新的な画質を実現しています。また、高速画像解析ソフトTEMAなど、豊富なサードパーティソフトウェアを利用することで、より高度な画像解析ができます。
Car safetyに特化したpco.dimax CS登場
高速カメラシリーズにCar safetyに特化したpco.dimax CSが登場しました。本製品は高い耐衝撃性能を有し、150G 11msで衝撃が加わる環境下でも測定が可能です。また、カメラジャンクションも有しており、一つのコントローラーから複数のカメラヘッドを操作する事も可能で、多方向からの撮影が可能です。
優れた暗時出力不均一性
pco.dimaxに採用されているCMOSセンサーは、暗時出力不均一性(DSNU)において優れた性能を持っています。 右図上段は一般的な高速CMOSセンサー、下段はpco.dimaxによるダークイメージの比較です。 図から明らかなように、上段の画像は規則的なノイズが含まれているのに対して、pco.dimaxはノイズも小さく、規則的なノイズもほとんど発生していません。 つまり、pco.dimaxは微弱光環境においても高品質なイメージを録画することが可能です。

高いリニアリティ
定量的な画像測定において、カメラの高いリニアリティ特性が必須となります。 pco.dimaxは、欧州マシンビジョン協会のEMVA1288規格に沿った測定をおこない、高いリニアリティが証明されています。

多機能なトリガーモード
pco.dimaxは、カメラ間同期機能が搭載されており、低ジッターを実現しています。 また、自動車産業の衝突テストや、3Dモーション解析や3D粒子画像速度解析のためのステレオカメラ用途に便利な様々なトリガーモードを搭載しています。
主な特長
- 素子サイズ(hxv):11.0×11.0 μm
- ダイナミックレンジ:12 bit
- 露光時間:1.5 μm〜40 ms
- 最長6時間のメモリーバックアップ、最長1時間のバッテリー操作可能
- コリレイテッドダブルイメージ(CDI)機能により微小信号領域を拡張
- EMVA1288で保証された高リニアリティで定量イメージや分析に対応
- 低ジッター
- ダブルシャッター機能付
用途
- 高速PIV (粒子画像速度解析)
- 超高速物理現象解析
- 高速落下、衝突試験
- 品質、引張、膨張試験
- 高速流体の可視化
- 噴霧解析試験イメージング
- 燃焼、爆発試験イメージング
- 超スローモーション映像
- ミサイル、ロケット弾道解析
など
関連動画
pco.dimax csを用いた衝突試験の撮影動画
超高速&高解像度12bit CMOSカラーカメラ pco.dimax cs 仕様
型名 | pco.dimax CS1 | pco.dimax CS3 | pco.dimax CS4 |
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画素数 (pixel) | 1296 × 1024 | 1920 × 1440 | 2016 × 2016 |
画素サイズ (μm) | 11×11 | ||
最大量子効率 (%) | 50 | ||
ダイナミックレンジ A/D (bit) | 12 | ||
読出しノイズ e- rms | 22 | ||
フレームレート(全画素読出し時) | 3086 fps | 1603 fps | 1102 fps |
設定可能露光時間 | 1.5 μs ~ 40 ms | ||
レンズマウント | C/F マウント EFマウント(オプション) |
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インターフェイス | Gigabit Ethernet |
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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