分光用高感度冷却CCD/EMCCD検出器 Newton
分光用に開発されたEMCCD搭載。
1000倍ゲイン検出器、マイナス100℃電子冷却低ノイズ。
ラマン、原子発光分析、ルミネセンス他、微弱光の分光計測に最適。

  • Demo
  • 仕様更新
AD01 お見積り・お問い合わせへ
  • 製品概要
  • 仕様
  • カタログ・関連資料
  • FAQ
分光用高感度冷却CCD/EMCCD検出器 Newton 分光用高感度冷却CCD/EMCCD検出器 Newton

【特別価格のお知らせ】

対象製品は完売いたしました。ありがとうございました。

分光用高感度冷却CCD/EMCCD検出器 Newton 製品概要

EMCCDセンサー搭載の「Newton」。従来の高感度CCDチップに電子増倍機能を持たせ、1~1000倍ゲインで極微弱光を短時間で取り込む画期的なCCD検出器です。EMCCDとしては珍しい横長のセンサーの為、分光用途には最適です。高速高感度測定に効果的なEMモードと、低速高S/N測定に効果的なconventionalモードの使い分けで、短時間露光・長時間露光のどちらの測定にも使える高性能機です。 EMCCDタイプの他に高感度CCDタイプも取り揃えております。

電子増倍機能

EMCCDセンサーはチップ上で電子増倍することで信号強度を高める 画期的なCCDセンサーです。
最大1000倍まで信号強度を上げることで、ノイズに埋もれがちな 微弱光を短時間で測定します。
寿命の短い光を対象とする場合や高速で微弱光を取り込む場合に有効です。

EMCCD原理図

フリンジ低減コーティングを施した背面照射型センサー

背面照射型センサー(BIセンサー)で近赤外光を測定すると、 センサー内のエタロン効果によってフリンジが発生し、分光スペクトルや イメージに縞模様が乗ってしまい、しばしば問題になります。 このBIセンサーでフリンジを低減する場合は、
・BVF
・BR-DD
・BEX2-DD
の3種類からお選びいただけます。
BR-DDとBEX2-DD型は800nm近辺に感度を増強したモデルかつ 高いフリンジ低減性能を有しています。 BVFセンサーは可視光の感度の高い従来のBVセンサーに フリンジ低減のコーティングを施しています。 BVFセンサーはBR-DD、BEX2-DDセンサーと比べて フリンジ低減性能は若干劣りますが、その分ノイズ源となる 暗電流が低く、また価格も安くなります。

特長

  • EMCCDチップ搭載で1000倍ゲイン(DU970P、DU971P)
  • 量子効率 95%以上 (BVセンサー、@550 nm)
  • -100℃電子冷却(液体窒素、不要)
  • 3MHz ADコンバーターを搭載
  • 16 bit ダイナミックレンジ
  • 近赤外でのフリンジ低減センサーあり(BR-DD、BEX2-DD、BVF)
  • 外部トリガー入力/出力
  • 各読み出し速度ごとにプリアンプゲインを設定可能
  • 高速分光読み出しモードあり(Crop mode)
  • 分光モード、イメージモード切替
  • USB2.0接続でノートPCからの操作可能

主な用途

  • ラマン、蛍光発光、天体等の極微弱光の分光計測
  • ポンプ・プローブ1kHzの同期測定
  • 寿命の短い微弱光測定(EMCCDが有効)
  • 干渉縞測定
  • ボーズ・アインシュタイン凝縮イメージング測定
  • 単分子発光測定
  • フォトンカウンティングレベルの微弱光測定など

用途にあわせた特注ソフトウェア

東京インスツルメンツではお客様の用途に最適なソフトウェアの開発をおこなっております。
下記は特注ソフトウェアの一例です。ご相談ください。

デュアルトラック分光ソフトウェア

Andor TechnologyのICCD検出器(iStar)とSOL Instrument社製デュアルトラック分光器を組み合わせて2波長同時LIBS、高分解能と広帯域の同時計測が可能。

デュアルトラック分光ソフトウェア例

PL測定ソフトウェア

Andor TechnologyのCCD検出器(Newton)とShamrock分光器をを組み合わせてPLマッピング計測。

PL測定ソフトウェア例

分光放射強度測定ソフトウェア

Andor TechnologyのCCD検出器と分光器を組み合わせ光源評価。

分光放射強度測定ソフトウェア例

Camera Windowsオプション対応

測定波長域により、CCD検出器の窓材を感度のあるものへ変更が可能です。
Camera Window Selector - Andor

技術情報・応用例

Andor TechnologyのWebサイトへリンク

・製品の技術情報や応用例が掲載されています。

弊社Webサイトへリンク

・原理やご質問について「FAQ」をご参照ください。
「関連資料」でスペックシートや技術試料もダウンロードできます。

分光用高感度冷却CCD/EMCCD検出器 Newton ラインナップ仕様

高性能分光用EMCCD仕様

モデル DU970P DU971P
CCDタイプ EMCCD
素子サイズ 16×16 μm
素子数 1600×200 1600×400
検出面積 25.6×3.2mm 25.6×6.4mm
ADコンバータ速度 3MHz / 1MHz / 0.05MHz
読出しノイズ
(代表値)
8.5e- (3MHz, Conventional mode)
<1e- (EM mode)
最低冷却温度
(代表値)
-80℃(空冷)
-100℃(水冷)
暗電流
(e-/pixel/sec, 代表値)
0.00007 (FI, UV)
0.0002 (BV, UVB)
0.0001 (BVF)
ダイナミックレンジ 16bit
EMゲイン 1~1000倍
最大読出し速度(spectrum/sec) 649
(Full Vertical Binning)
1515
(crop mode 20 rows)
396
(Full Vertical Binning)
1515
(crop mode 20 rows)
インターフェース USB2.0
センサータイプ
FI
UV
BV
BVF
UVB
  • 量子効率、暗電流はセンサータイプによって異なります。詳細は弊社へお問い合わせください。

高性能分光用CCD仕様

モデル DU920P DU920P-Bx-DD DU940P
CCDタイプ CCD
素子サイズ 26×26μm 13.5×13.5μm
素子数 1024×255 1024×256 2048×512
検出面積 26.7×6.7mm 27.6×6.9mm
ADコンバータ速度 3MHz / 1MHz / 0.05MHz
読出しノイズ
(代表値)
20e- @3MHz
(4e- @50kHz)
15e- @3MHz
(4e- @50kHz)
11e- @3MHz
(2.5e- @50kHz)
最低冷却温度
(代表値)
-80℃(空冷)
-100℃(水冷)
暗電流
(e-/pix/sec, 代表値)
0.0002 (OE)
0.0003 (BU, BU2, BV/BVF, UVB)
0.003 (Bx-DD) 0.0003 (FI, UV)
0.0002 (BU, BU2, BV/BVF, UVB)
ダイナミックレンジ 16bit
ゲイン なし
最大読出し速度(spectra/sec) 273
(Full Vertical Binning)
1612
(crop mode 20 rows)
272
(Full Vertical Binning)
1587
(crop mode 20 rows)
122
(Full Vertical Binning)
943
(crop mode 20 rows)
インターフェース USB2.0
センサータイプ
FI
UV
OE
BV
BVF
UVB
BU
BU2
BR-DD
BEX2-DD
  • 量子効率、暗電流はセンサータイプによって異なります。詳細は弊社へお問い合わせください。

量子効率曲線(室温)

ANDOR Newton EMCCD 量子効率曲線

Newton EM

ANDOR Newton CCD 量子効率曲線

NewtonCCD

Get ADOBE READER

ダウンロードしたPDFファイルをご覧になるには、Adobe Acrobat Readerが必要です。左記のバナーより、ソフトウェア(無料)をダウンロード・インストールして下さい。

更新日 更新内容 サイズ ダウンロード

製品に関するご質問・ご相談

  • Newton EMCCDとNewton CCDの違いは何ですか

    EMCCDはセンサー上で電子増倍できるEMモードと、通常のCCDモードを切り換えて使用できます。また、画素数やセンサーサイズなどが異なります。
  • 分光用CCD iDusとの違いは何ですか

    EMCCD(DU970P、DU971P)の有無、3MHzの高速ADコンバーター、プリアンプゲイン、ビニングなどを細かく設定可能な点が大きく異なります。
  • イメージ用カメラとして使用できますか

    横長のイメージになりますが可能です。
  • シャッターは必要ですか

    通常の分光測定では特に必要はありません。マルチトラック分光、イメージ測定では、読み出し中の露光を防ぐためにシャッターが必要な場合が多いです。
  • クロップモードで気をつけることはありますか

    クロップモードは、センサーの下部にのみ光が当たるようにします。クロップした範囲外に光が当たっていると正確な測定ができません。
  • EMCCDのEMモードとConventional(通常CCD)モードの使い分けばどうすればよいですか

    ラマン散乱等の微弱光を数百Hz以上で分光する場合、高速なADコンバーターを使うため読み出しノイズが多く、短露光時間のため微弱信号になり、結果として信号が読み出しノイズに埋もれてしまいます。EMCCDは信号を最大1000倍まで増幅することで、高速なADコンバーターによるノイズに埋もれずに微弱信号を検出できます。一方、長時間露光が可能なアプリケーションでは、読み出しノイズの小さなADコンバーターが使用できるため、通常のConventionalモードを選択します。
  • 冷却用のチラーは必要ですか。また、チラー選定の注意点はありますか

    一般的な微弱光測定用途ではあまり必要ありませんが、できる限り暗電流を抑えたい長時間露光測定を行う場合はチラーの使用を推奨しています。チラー使用時は冷却水温度が低すぎるとカメラ本体が結露してしまう可能性があります。おおよそ室温程度(20~25度)の水温を推奨しています。詳細はお問い合わせください。
製品のお見積り・お問い合わせはここをクリック

※お問い合わせNo.AD01をお伝えください。

お電話 ※お問い合わせNo.をお伝えください。
本社03-3686-4711
大阪営業所06-6393-7411