ご挨拶

株式会社東京インスツルメンツ代表取締役河村賢一

株式会社 東京インスツルメンツ
代表取締役 河村 賢一

 株式会社東京インスツルメンツは、創業者である故・駿河正次によって「世界最先端の理化学製品をいち早く国内の研究者、開発エンジニアに提供すること、加えて購入製品を満足して使用して頂くためのサポート・サービスに全力を尽くす」ことを理念に、1981年に創立しました。創業当初は、日本でまだ普及していなかったマルチチャンネル分光装置の取扱をいち早く開始し、その後はレーザ、光検出器など分光装置関連の製品を中心に事業を拡大してきました。一方、輸入販売事業と並行して1998年より、共焦点ラマン顕微鏡の先駆けとなった「NanoFinderシリーズ」を科学技術振興機構(JST)の支援を受けて開発し、その後2003年の販売開始から今日まで、非常に多くのお客様にご愛用して頂いております。その過程において、輸入商社から高い技術力を持つ研究開発型の技術商社として成長することができ、最先端の研究で使用するための特殊な実験装置の作製など、技術的サービスをお客様に提供してまいりました。最近は、新しい事業分野として、X線光電子分光装置、カソードルミネッセンス顕微鏡システム、物性測定装置、超音波プラットフォームなど多岐に渡る製品・技術を提供するに至っています。

 研究の多様化、技術や市場が急速に変化する最近の経済環境において、東京インスツルメンツは日本の研究・開発力に貢献するべく、世界中にアンテナを張り巡らして、最先端の装置・技術をお客様に提供すると同時に、お客様が抱える問題解決に貢献する専門的な提案ができるように努めております。それを可能にしているのは、東京インスツルメンツの多彩な人材です。ポジティブでチャレンジ精神にあふれた優秀な社員が、長きに渡って東京インスツルメンツのブランドを支えています。日本人だけでなく、ロシア人、中国人、ドイツ人、インドネシア人、リトアニア人など多国籍の優秀な営業、エンジニアらが、多岐に渡る取扱製品を理解し、最先端研究に従事する先生や研究者、エンジニアのニーズにきめ細やかに対応しております。一人一人が豊富な知識を持ち、広範囲な仕事をこなすプロフェッショナルな技術商社として活動することを誇りにしております。

 東京インスツルメンツのお客様は、誰も予想しなかった実験結果や、新しい発見で常に「ワクワク」「ドキドキ」している研究者やエンジニアです。東京インスツルメンツも、お客様に負けないように「ワクワク」「ドキドキ」する斬新なアイデアで、新しいビジネスや価値の創造に取り組んで成長を目指してまいります。誰も考えつかなかったアイデアにこそ、大きな社会貢献ができるビジネスが潜んでいると信じて、何事も不可能と言わずに果敢に取り組みます。

 東京インスツルメンツは、国内、海外に最先端の製品を提供してくれる多くのサプライヤーと結びついて、グローバルなネットワークを形成しています。東京インスツルメンツでは、お客様だけではなくサプライヤーと密に連携し、今後もお客様の要望に応えられるように取り組んでいます。