製品概要
輝度ムラ・ダークスポットなど、長期間での経時変化を自動測定
有機EL寿命測定システムELLT1001は、長期間(数日~数週間)での有機EL素子経時変化(寿命)を全自動測定するシステムです。素子の駆動条件、温度条件を個別に設定して、相対輝度・電流・電圧などの発光特性の経時変化を測定できる他、輝度ムラ・ダークスポット成長などの空間的イメージの経時変化も測定することができます。 更に分光器オプション追加により、スペクトル変化の測定にも対応可能です。この1台で、素子寿命評価の効率が大幅に上がります。
有機EL素子のI-V-L特性、外部量子効率(ランバシアン効果)、発光効率、エネルギー変換効率、発光スペクトル、各種色度値(XY座標、CRI、色温度、RGB値)など、1台で多種多様な測定に対応可能な有機EL発光効率測定装置EL1003も別途販売しております。
■測定画面例、測定項目
位置決め画面
ダークスポット空間的イメージ測定・分析
- 相対輝度の経時変化 (数値、グラフ)
- 電流の経時間変化 (数値、グラフ)
- 電圧の経時変化 (数値、グラフ)
- 輝度ムラ変化 (数値、プロファイル、画像、グラフ)
- ダークスポット変化(数値 (面積、個数)、プロファイル、画像、グラフ)
- スペクトル測定(オプション、380~780nm範囲)
ダークスポット 空間イメージ測定用
光学系+カメラ
1/2インチ アナログ白黒CCDカメラ
光学系種類選択可能 (テレセントリック光学系、ズーム光学系)
倍率、視野、ワーキングディスタンス、分解能は
選択する仕様により変わります。
お問合せ下さい。
最大32素子を同時検査(最大測定点60000点以上)
設置素子数1個のシングルチャンネル機から、最大32素子を設置できるマルチチャンネル機まで対応可能です。 マルチチャンネル測定の場合には、有機EL素子を設置する暗箱も個別に分かれており、電流/電圧も32チャンネルで個別設定することができます。ダークスポットを空間イメージ測定するための光学系+カメラは、電動XYステージで移動させて使用します。
■装置構成図(マルチチャンネル機の場合)
有機EL素子 個別設置用暗箱
(上記装置構成図内 ①)
32ch電流/電圧発生器
(上記装置構成図内 ②)
カタログダウンロードページへ
基本仕様
搭載可能基板サイズ (mm) |
最大100×100 |
温度設定範囲 (℃) | 20〜90 (温度制御素子ステージ使用時) |
データ取得時間 計測時間 |
1素子あたり10秒以内 素子ごとに独立して、10秒以上の任意時間間隔 (時間間隔4段階以上で任意設定) |
駆動初期条件 | 素子ごとに独立して、電圧、電流相対輝度設定 |
計測終了条件 | 素子ごとに独立して、相対輝度、測定電圧、電流設定により自動終了 |
印加電圧設定範囲 | 0〜38V (分解能10mV) |
注入電流設定範囲 | 0〜200mA (分解能1μA〜100μA) |
電圧/電流チャンネル | 最大32チャンネル |
検出器 | 1/2インチアナログ白黒CCカメラ ピクセル数768×494、ピクセルサイズ8.4×9.8μm) |
計測視野 (mm) | 12.8または6.4 (テレセントリック光学系使用時) 8.5〜50または1.4〜8.4 (ズームレンズ光学系使用時) |
測定輝度範囲 (cd/m2) |
1〜10000以上 (分解能1) |
試験時間 | 最大測定点数内20000時間以上、最大測定点60000点以上 |
システム制御 | パラメーター設定 画像取得 XYステージ制御 データ解析 |
データ保存 | 画像データ 解析数値データ |
- 詳細はお問い合わせください。
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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