製品概要
有機EL素子の発光特性を自動計測・リアルタイム解析
有機EL発光効率測定装置EL1003は、有機ELデバイスの注入電流・印加電圧に対する発光特性を自動計測しリアルタイム解析する測定装置です。一度の電流・電圧スイープで同時に全ての測定を行うことができるため、サンプルの時間的な特性劣化の影響を受けず、迅速に精度の高い測定結果が得られます。大学、研究機関などの研究目的の他、企業の検査・評価用としても実績のある装置です。各種特注にも対応致します。
装置は、暗箱、輝度計、分光器、素子駆動電源および解析装置から構成され、1台でI-V-L特性、外部量子効率、発光効率、エネルギー変換効率、発光スペクトル、各種色度値(XY座標、CRI、色温度、RGB値)が計測できます。輝度計を搭載しているため、絶対輝度測定や輝度経時変化測定も行えます。
オプション機能として、素子回転機構追加による放射角度分布測定(非ランバシアン型素子の外部量子効率算定)、パルス電源駆動の他、加速試験用の素子温調ホルダー、大気中の水分から遮断して測定を行う窒素フローホルダーも 対応可能で、より迅速で効率的な測定が行えます。
1度に多種多様な測定を自動で行い、リアルタイム解析、同時グラフ表示
- 輝度(cd/cm2)- 電圧(V)- 電流密度(mA/cm2)
- 外部量子効率(photons/electrons)
- 発光効率(cd/A)、エネルギー変換効率(lm/W)
- 発光スペクトル
- 各種色度値(XY座標、CRI、色温度、RGB値)
- 輝度の経時変化
- 放射角度分布(オプション)
装置構成図(暗箱、輝度計、分光器、素子駆動電源、解析装置)
素子評価の効率をアップさせる便利な素子ホルダー(オプション)
素子温調ホルダー:
設定温度範囲25~85℃での高温下加速試験が簡単に行えます。 素子温度ホルダーは、ペルチェ素子およびサーミスタで温度制御(PID比例制御)されています。
窒素フローホルダー:
素子を大気中の水分から遮断してより安定した測定が行えます。 素子蒸着後に封しガラス処理なしで効率的な測定が行えます。
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基本仕様
搭載可能な試料寸法 (mm) | 20〜100角 |
輝度測定視野 (mm) | φ1.1〜1.5 またはφ0.4〜0.5 |
輝度測定角 (°) | 0.3 |
輝度測定確度 | 測定値の±2±1 digit (10 cd/m2以下) |
分光波長域 (nm) | 380〜780 |
波長分解能 (nm) | 2 |
電流測定範囲、分解能 | 0.0〜200.0mA、100μA |
電圧測定範囲、分解能 | 0.00〜38.00V、10mV |
放射角度分布測定回転角度範囲 (°) | ±90 |
角度分解能 (°) | 最小1 |
システム制御 | 駆動電圧・電流を自動ステップ掃引 |
データ保存 | 測定時刻 測定条件 測定値 計算値のテキストデータ保存 |
- 詳細はお問い合わせください。
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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