

製品概要
PicoFlux HE シリーズは、高繰り返し周波数1 kHzで最大150 mJのピコ秒パルスを出力します。(もしくは繰り返し周波数100 Hzで最大500 mJ)。
繰り返し周波数は最大2 kHzまで可能です。OPCPA励起に最適で高繰り返しTWシステムを実現出来ます。非線形光学などのアプリケーションにも適しています。
再生増幅器/リニア増幅器
PicoFlux シリーズは、外部からのシード光を増幅します。ダイオード励起再生増幅器により、シード光を安定したmJレベルのパルスに増幅し、リニア増幅器でさらに増幅します。高度なビーム整形技術により、ホットスポットのない滑らかなビーム空間プロファイルを実現しています。オプションの内蔵ハーモニックジェネレータで4倍高調波まで高効率で発生させることができます。また、お客様のご要望に応じてシーダー内蔵型も提供可能です。
特長
- フラッシュランプ励起ピコ秒増幅器
- 最大2.2 Jパルスエネルギー
- パルス幅 20 〜 300 ps
- 繰り返し周波数 10 Hz
- ダイオード励起再生増幅器
- 高パルスエネルギーに対応した先進的なビーム整形
- PLLオプションにより、外部RF信号と低ジッターで同期可能
- スーパーガウシアン出力(Top-Hat)
- 近ガウシアンビーム可能
アプリケーション
- OPCPA励起
- リモートレーザーセンシング
- 人工衛星による測距
- その他の分光学および非線形光学応用
仕様
型名 | PicoFlux P30010 |
PicoFlux P600100 |
PicoFlux P1k10 |
PicoFlux P2k10 |
---|---|---|---|---|
パルスエネルギー | ||||
FF | 300 mJ | 600 mJ | 1000 mJ | 2200 mJ2)3) |
SH4)5) | 200 mJ | 400 mJ | 650 mJ | 1400 mJ |
TH4) | 90 mJ | 180 mJ | 300 mJ | 660 mJ |
FH4) | 30 mJ | 60 mJ | 100 mJ | 220 mJ |
繰り返し周波数 | 10 Hz | |||
パルス幅6) | 90 ± 10 ps | |||
エネルギー安定性7) | ||||
FF | ≤ 0.6 % | |||
SH4) | ≤ 0.8 % | |||
TH4) | ≤ 2 % | |||
FH4) | ≤ 3 % | |||
⻑時間 出⼒ドリフト8) |
± 2 % | |||
ビーム プロファイル7) |
スーパーガウシアン9) | |||
ビーム径10) | 9 mm | 〜 11 mm | 〜 17 mm | 〜 23 mm |
ビーム位置 安定性11) |
≤ 30 μrad | |||
ビーム拡がり⾓ | ≤ 0.5 mrad | |||
プレパルス⽐12) | 200 : 1 | |||
光学パルスジッター13) | ||||
Trig out | ≤ 100 ps | |||
Pre-Trig out | ≤ 50 ps | |||
PLL option | ≤ 2 ps | |||
偏光 | 直線 | |||
⼨法14) | ||||
レーザーヘッド | 600 x 1200 x 300 mm | 600 x 1500 x 300 mm | 600 x 1800 x 300 mm | 900 x 1800 x 300 mm |
電源 | 553 x 600 x 650 mm | 553 x 600 x 830 mm | 553 x 600 x 1230 mm | 553 x 600 x 1230 mm |
アンビリカル ケーブル⻑15) |
2.5 m | |||
ユーティリティ16) | ||||
要求電源15) | 200 〜 240 V AC、 単相、47 〜 63 Hz |
208,380 or 400 V AC 3 相、50 / 60 Hz17) |
||
消費電⼒18) | ≤ 2 kVA | ≤ 2.5 kVA | ≤ 4.5 kVA | ≤ 7 kVA |
冷却⽔要求 | ≤ 3 l / min, 2bar, max 20 ℃ |
≤ 6 l / min, 2bar, max 20 ℃ |
≤12 l / min, 2bar, max 20 ℃ |
≤14 l / min, 2bar, max 20 ℃ |
使⽤中の環境温度 | 22 ± 2 ℃ | |||
環境温度 | 15 〜 35℃ | |||
環境湿度 | ≤ 80 % | |||
使⽤環境クラス | ISO Class7 |
1)仕様は予告なく変更になる場合がございます。何卒ご了いただけますようよろしくお願い申し上げます。仕様につきましての保証値が必要になる場合、指定値がある場合にはカスタマイズに応じることも可能です。1064 nm時における値となりますことご了承願います。
2)2200 mJのパルスエネルギーの場合には、スーパーガウシアンは11次のビームプロファイルとなり、これよりも低い次数を希望の場合は、2000 mJ以下の仕様になります。
3)⻑いパルス幅であれば、2500 mJのパルスエネルギーの出⼒が可能です。
4)⾼調波オプションが別途必要になります。同時出射はできません。
5)⾼調波TH/FHオプション搭載の場合には、SHGのパルスエネルギーは〜 50 %減少します。
6)標準のパルス幅は90 psとなります。20 〜 300 psの範囲で発注時にご指定いただけます。90 psよりも短いパルス幅の場合にはパルスエネルギーはパルス幅に応じて減少していきます。
7)安定した環境における60秒間のRMS値です。
8)周辺環境2 ℃以下の変動で、30分暖機後に8時間に渡り測定しました。
9)ニアフィールドにおける6 〜 11次の空間モードです
10)ガウシアンビームの1/e2時、スーパーガウシアンのFWHMの値です。
11)集光光学系のフォーカルプレーンにおける測定です。(RMS,60 s測定時)
12)1000 : 1も可能です。(要相談)
13)光学パルスジッターは以下の条件時です。Trig out > 3.5 V @ 50 Ω
・Pre-Trig out > 1 V @ 50 Ω
・PLL option > 1 V @ 50 Ω
14)設置スペースや特注により多少のサイズ変更は可能です。
15)10 mまで対応可能です。
16)堅牢な作業台の上に設置し、空調設備の空気⼝から離れた場所に設置してください。
17)電圧変動は10 〜 15 %としてください。
18)定格電流値は主電圧と定格出⼒により算出されます。定格電⼒はフラッシュランプ電源を備えたシステムの場合には⽪相電⼒kVAで表記され、フラッシュランプ電源のない場合には有効電⼒kWで⽰されます。
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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