製品概要

本検出器は、NbN（窒化ニオブ）を使用した超伝導ナノワイヤー検出素子を機械式冷凍機と組合わせることにより、液体ヘリウム不要で使用できます。超伝導ナノワイヤー単一光子検出器：SSPD(Superconducting Single Photon Detector)もしくは、SNSPD（Superconducting Nanowire Single Photon Detector）と呼ばれています。
近赤外領域で高量子効率、高カウントレート、低ダークカウント、低ジッターが特長です。SSPD素子は2.0～2.2K程度の極低温に冷却することで超伝導状態となり、専用の制御ユニットから臨界電流値以下のバイアスをかけます。光子が入射すると熱によって超伝導状態から常伝導状態となり、単一光子の信号を出力します。制御ユニットにはバイアスTの他、アンプも含まれています。
その後、熱は基板を通して拡散し、約10ナノ秒後に再び超伝導状態に戻るため、高いカウントレート（約100MHz）での検出が可能です。

新機能！コントローラー制御画面

• タッチパネル式コントローラーユニット
• 検出光子数、ダークカウント、バイアス電流値、冷却温度をモニター可能
• PC制御またはスマートフォンからも制御可能

スマートフォン制御

タッチパネル制御

特長

• 液体ヘリウムを使用しない機械式冷凍機タイプ
• 選べる感度波長（近赤外領域0.7～2.3 µm中から選択可能、最大量子効率90％以上）
• 入射方式： シングルモードファイバー入射(FC/PC or UPCタイプ)
• 入射チャンネル： 最大16チャンネルまで対応
• 小型クライオスタット、小型空冷コンプレッサー採用
• タッチパネル式コントローラーユニット
• 検出光子数、ダークカウント、冷却温度をモニター可能
• PC制御又はスマートフォン制御可能

用途

充実のユーザーサポート

万一の不具合時のサポートはもちろん、センサー交換も弊社でサポート、スピード解決いたします。納入時、ご購入後の動作テスト*も弊社で対応可能です。
ご購入前、ご購入後のサポート力でも東京インスツルメンツなら安心です。

*動作テストについて

量子効率1310nm/1550nm、ダークカウント、ジッター、信号波形を
お客様の実験室内でも、動作確認が可能です。