液晶偏光ローテーター

広い波長範囲で直線偏光を回転

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メーカー名

ARCoptix S.A.

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AR05
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製品概要

液晶偏光ローテーターは、直線偏光を45度や90度回転させる光学素子です。従来の水晶製ローテーターは、使用できる波長範囲が狭く入射角度にシビアでしたが、液晶ローテ—ターは入射角度が広く、広い波長範囲で使用できます。波長範囲や必要な透過率に合わせてモデルを選択してください。電源は専用のLCドライバーを推奨します。

広い波長範囲に対応

液晶偏光ローテーターは、ツイストネマティック液晶に直線偏光を入射したときに偏光方位が回転する現象を利用しています。この効果は波長分散が小さく、波長350〜1700nmで使用可能です。

電源オンオフで簡単に制御

液晶偏光ローテーターは専用のLCドライバー(電源)またはファンクションジェネレーターで駆動します。 専用のLCドライバーは小型軽量、USB接続で、ソフトウェアから印加電圧を制御します。 液晶偏光ローテーターへの印加電圧は0Vまたは5V(程度)のどちらかで、細かな電圧制御は必要ありません。
また、LCドハイバーにはソフトウェア開発のためのDLLやLabview VIが付属しています。

理化学グレードと工業グレード

工業グレードは低価格、22mmの大口径が特徴で、偏光の制御や偏光イメージング用途に適しています。ホルダーは付属していません。
一方理化学グレードは波面歪みが小さい、位相精度が高い、ARコートがなされているなどの特長があります。また、専用ホルダーに取り付けられています。

特注対応について

より広い開口の製品や高速なスイッチングが必要な場合はお問い合わせください。

特徴

・用途に合わせた3つのモデル
・波長範囲350〜1700 nm
・偏光回転角度 45度、90度 オーダー時に任意角度可能(理化学グレード)
・有効径 10 mm、20 mm (理化学グレード)

主な用途

・偏光方位の回転
・シャッター
など

製品仕様

液晶ローテーター仕様

波長範囲 350~1700 nm
偏光回転角度 45度、90度
オーダー時に任意角度可能(理化学グレード)
有効径 10または20 mm径 (理化学)
22×22mm (工業)
出力偏光の楕円率 0.110%(波長に依存)
透過率 約85%@VIS
使用温度範囲 1535℃
リタデーション調整精度 ±1度(波長に依存)
最大変調周波数 <10 Hz
ダメージしきい値 CW 500 W/cm2
10nsVIS 300 mJ/cm2
10ns1064nm 200 mJ/cm2
反射防止コーティング VIS用
寸法 25 mm径、16 mm厚 (理化学グレード)
31×25×2.2 (工業用、ハウジングなし)
  • 仕様は予告なく変更になる場合があります。

理化学グレードの特徴

・干渉計や高度な偏光計測、レーザー光用途
・低位相歪み
・ビーム広がりなし
・開口部にスペーサーなし
・開口径10mmまたは20mm
・厚みのある基板
・ブロードARコーティング

工業グレードの特徴

・偏光状態の変換、偏光観察用途
・開口部にスペーサーあり
・開口径22mm
・厚みの薄い基板
・位相歪みあり
・低ビーム広がり

スペーサーとは、液晶を封入する基板間の距離が変化しないように液晶層に散布されている数ミクロンの粒子です。

カタログ・関連資料

FAQ

  • 入射する偏光は何ですか

    必ず水平または垂直直線偏光を入射してください。他の偏光状態では出射光の偏光状態が波長ごとに大きく変化し、ローテーターとして機能しません。

  • スイッチング速度は10Hzが最大ですか

    液晶の種類によって異なりますが、通常のPR1400の切替時間は約25ミリ秒なので、10Hz程度が最大です。

  • クロスニコル間で使用した場合の消光比が高いモデルはありますか

    PR2800やPR5600の液晶を選択します。ただし、理化学グレードのみ対応であること、スイッチング速度は低下します。

  • 専用のLCドライバー以外でも駆動できますか

    可能です。0Vと±5Vの矩形波(周波数100Hz~1kHz)が出力できるファンクションジェネレーターを使用してください。

  • 印加電圧で注意する点はありますか

    おおよそ±5Vの矩形波であれば問題ありません。なお、電圧が低すぎると正常に動作しません。

  • 0度90度以外の素子もありますか

    理化学グレードにて対応可能です。

  • 波長ごとに消光比が異なるのはなぜですか

    液晶ローテーターは広い波長範囲で機能しますが、それでも波長ごとに偏光特性が若干異なります。偏光方位や楕円率が波長ごとにわずかに変化しており、これが消光比の違いとなって現れます。

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