

顕微ブリルアン・ラマン分光装置 Nanofinder 概要
Nanofinder シリーズの顕微ラマン分光部とブリルアン散乱測定を複合化した装置です。
ラマン散乱の化学組成や分子構造情報に加えて、ブリルアン散乱の機械的特性(粘弾性・弾性率)情報を得ることにより、サンプルを多角的に分析することが可能です。光学的手法のため、サンプルに触れず非接触で測定が行えます。
Nanofinder 専用ソフトウェアによってラマン分光測定とブリルアン散乱測定を同時に行え、モーターステージやピエゾステージを使用したイメージング測定にも対応します。
特長
- 化学組成・分子構造+機械的特性測定
- 非接触測定
- 深さ方向分析
- 応力分布に対応したイメージング
- ラマンとの同時測定
- 試料の弾性係数を計測
- 高空間分解能
・ラマンXY:<300nm、 Z:<600nm@532nm
・ブリルアンXY:<275nm、 Z:<560nm@532nm
用途
- 接着剤
- 生体細胞、生体材料
- 化粧品
- プラスチック
ブリルアン散乱用分光器・レーザー除去フィルター
ブリルアン分光ユニットには、特許Brillouin VIPA(VirtuallyImaged Phased Array)技術+ダブルパス・ファブリペロー・エタロン光学系(GK:Green Killer) により、sub-GHz 超の分解能が得られる分光器を採用しています。
励起レーザー波長の近傍で観察されるブリルアン散乱光は、測定を行う上で不透明サンプル表面からの反射光が強い場合、十分に励起レーザーが除去されていないと測定が難しくなります。そこで、本分光器では外付けGKオプションを追加して、励起レーザーカット用光学系を計2 回通過させる光学系を組むことができ、更に高レベルでのレーザーライン除去にも対応できる設計になっています。
励起波長は標準532nm の他、488nm から選択できます。顕微鏡も、正立型・倒立型どちらでもご提案可能です。各装置は、標準では光ファイバーを介して接続します。

測定例
測定例1 : LiNb03(ニオブ酸リチウム)のラマンスペクトルとブリルアンスペクトル


測定例2 : ラマン・ブリルアン散乱イメージング|ヘアートリートメント剤

ラマンとブリルアンの同時測定
参考文献
本装置に関する参考文献は、以下より画像をクリックしてダウンロードいただけます。
仕様
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更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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