材料表面・塗膜反射率測定装置
360nm~2.5μmを拡散反射測定。
日射全反射(TSR値)測定により、最適な材料・塗料を選定。

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材料表面・塗膜反射率測定装置 材料表面・塗膜反射率測定装置

材料表面・塗膜反射率測定装置 VIS-NIR-DR 製品概要

材料表面・塗膜反射率測定装置 VIS-NIR-DR(ARCOptix S.A社製)は、織物・紙・塗料・化粧品・プラスチックなどのサンプルの表面拡散反射スペクトルを、広波長範囲360nm~2.5μmにわたって1度に同時に測定する装置です。
ボックス型筺体内部に、光源内蔵型積分球・分岐光ファイバ-・2台の分光器(NIR用 FT-IR、VIS用 CCD 分光器)が搭載されており、分光器を付け替え交換したり調整したりする必要はなく、本体手前のハンドルを倒してサンプルを挟み込んで、誰でも簡単に測定が行えます。測定時間は約5~10秒で、日射全反射(TSR値:Total Solar Reflectance)に対応しております。

調整不要で簡単測定、測定時間 5~10秒

  • 装置内部に光源内蔵
  • 装置手前のハンドルで試料を挟み込んで固定するだけ!
  • ビームサイズ:φ10 mm~

BOX型一体化構造

装置内部に、光源内蔵型積分球・分岐光ファイバー・NIR用FT-IR・VIS用CCD分光器が組込まれています。2台の分光器で測定したスペクトルは、360nm~2500μm 全域を連続的に同時に表示されます。

日射全反射測定(ARCOptix S.A社 ウェブサイトより抜粋)

省エネと二酸化炭素排出量削減は、将来の重要な目標です。特に住宅などでは、適切なエネルギーバランスと効率的な断熱処理が必要とされます。日射はこのエネルギー収支に密接に関係しており、寒冷地では、建物の暖房に役立つ様に、できるだけ日射を吸収したい場合があります。温暖な地域では、逆に反射率の高い表面が 望まれます。この判断を行う際には、可視域の反射率分析では不十分です。

下記グラフが示す通り、太陽光スペクトルのエネルギーの半分以上は700nm~2.5μmの近赤外にあり、この放射が加熱に関与するため、全太陽光を考慮した表面反射率を標準比較するための 『日射全反射:TSR(=Total Solar Reflectance) 』と呼ばれる標準パラメーターが導入されました。(ASTM norms G173 and E903参照)

下記グラフは、2つの異なる塗料のVIS-NIR反射率スペクトルを示しています。両方の塗料の反射率は可視範囲で同じですが、NIR範囲ではかなり異なります。したがって、これらの2つの塗料は人間の目には同じように見えますが、一方は他方よりも多くの日射を吸収します。

『赤外線』波長域を含む反射測定(波長範囲360 nm~2.5 μm)

『赤外線』波長域を含む反射測定(波長範囲360 nm~2.5 μm)

測定対象例

  • 建材(屋根材・外壁材)
  • プラスチック製品、フィルム
  • 化粧品
  • 顔料、塗料、インキ
  • 織物、布
  • 紙、印刷物

360nm~2.5μm 範囲での塗膜反射率測定例

御見積依頼フォーム

お客様情報や御見積ご依頼内容など、必要事項をご記入の上、
PDFを保存、メールまたはFAXにて送信してください。
・メールアドレス:tiiweb@tokyoinst.co.jp
・FAX番号:03-3686-4711

材料表面・塗膜反射率測定装置 VIS-NIR-DR仕様

測定波長範囲 360〜2.5μm
波長分解能 5nm
測定データ間隔 1nm
内蔵積分球直径 50mm
入射ポート径 10mm
内蔵光源 ハロゲンランプ
測定時間 約5秒
S/N比 >1000:1
装置サイズ、重量 380x250x320mm,8kg

*制御用Note-PCが別途必要です

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