製品概要
Hinds社のフォトディテクターDET-200は、光弾性変調器(PEM)を使った位相変調法や、その他各種計測に用いられている検出器です。シリコンディテクターは波長350(200)~1100nmに感度を持ち、ゲルマニウムディテクターは800~1600nmに感度があります。周波数応答性は最大1MHzまで対応し、10段階のゲインセッティングやDCオフセット機能も備えています。
フォトダイオード検出器 DET-200 仕様
型名 | 検出素子 | 波長範囲 (nm) | 受光面積 (mm2) | 対応周波数 |
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002 | Si-PC | 350〜1100 | 16 | DC〜1MHz |
004 | Si-PV | 350〜1100 | 16 | DC〜1MHz |
006 | Si-PC | 250〜1100 | 20 | DC〜400kHz |
007 | Ge-PC | 800〜1600 | 3 | DC〜1MHz |
- PC=photoconductive
- PV=photovoltac
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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製品に関するご質問・ご相談
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光起電力素子(Photovoltaic Detector)と光導電素子(Photoconductive Detector)の違いは何ですか
一般的に、光起電力素子は光照射による起電力による電流・電圧から検出する素子で、特性としてS/N比がよい傾向があります。一方、光導電素子は光入射によって抵抗値が減少する特性を利用した検出器で、ダイナミックレンジが広い(サチレーションしにくい)傾向があります。DET-200検出器ではどちらも十分なS/Nを確保しており、また6mWまで入力してもサチレーションしません。 -
光弾性変調器(PEM)を使った光測定に適しているとは、具体的にどういうことですか
PEMは20~100kHz程度で偏光状態を変化させる光学素子で、数百kHz程度までの光強度の変調を測定します。DET-200はこの周波数で応答する検出器になります。 -
どのような光源の検出に適していますか
HeNeレーザーなどのCWレーザー光に適しています。低出力なLED光源や波長可変光源の場合は、APD-100アバランシェフォトダイオード検出器や光電子増倍管(PMT)が適していることが多いです。