

特注システム|簡易蛍光スペクトル/寿命測定システム
低価格で蛍光スペクトル&燐光寿命測定が可能
プローブでのポータブル測定にも対応いたします
当社オリジナルの簡易蛍光測定システムは、LED光源と小型分光器(蛍光スペクトル測定)と高電子増倍管+オシロスコープ(寿命測定)を組合せた、卓上型システムです。
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プローブを使用したスポット測定や、自動ステージを組合せたマッピング測定など、ご要望に応じて最適なシステムを幅広くご提案致します。励起LED波長や特注ソフトウェアなど、お客様のご要望に合わせてご提案可能です。
特注システム納入実績例
例1 : Y分岐ファイバーを用いた構成(蛍光スペクトル測定)

例2 : 小型分光器(蛍光スペクトル測定) & 光電子増倍管+オシロスコープ(燐光寿命測定構成)

Demoに関してのご案内
ただいま、デモ機のご予約を受け付けております。 ご予約の方はこちらよりお問い合わせください。
製品概要
ポータブルラマン分光システム(Stellar Net社製)は、ファイバーマルチチャンネル小型分光器・小型レーザー・ラマンプローブの各モジュールを、光ファイバーで接続して構築するラマン分光システムです。各モジュールは小型設計なので、持ち運びができ、省スペースでのシステム構築が可能です。光ファイバーでモジュール同士を接続するだけで光学調整は不要、プローブ先端をサンプルに当てるだけでラマン測定ができます。
目的に合わせてシステムの励起波長を532/785/1064 nmから選択します。製品検査から研究教育まで、様々な目的に合わせて、比較的低価格でラマン分光システムを構築することができます。
モジュール接続式
小型分光器・小型レーザー・ラマンプローブの各モジュールを、光ファイバーで接続してシステムを構築します。

小型分光器、小型レーザー、ラマンプローブ、プローブホルダー等のモジュール組合せ
小型分光器には電子冷却機能付き
1段または2段電子冷却により、熱ノイズによる影響を抑えることができます。
プローブを当てるだけの簡単測定
ラマンプローブ内部に励起レーザー光カット用フィルターが内蔵されており、光学調整不要で簡単にラマン分光測定が行えます。
粉体や液体はサンプル瓶に入れ、プローブホルダーにセットして測定することも可能です。

励起波長を532/785/1064 nmから選択
- 励起波長 532 nm ラマンセット
- 励起波長 785 nm ラマンセット
- 励起波長 1064 nm ラマンセット
表面増強ラマン(SERS)用基板、焦点距離変更チップ等のアクセサリー有り
各オプション、アクセサリーをクリックすると詳細ページへリンクします。
- スリット幅可変モジュール:Inter-Slits
ラマン光強度に応じて分光器のスリットを変更可能
スリット部はマグネットになっており付け替え操作簡単
4、25、50、100、200 μmのスリットセット付き - 表面増強ラマン(SERS)用基板:SERS-25、SERS-100
基板全体サイズ:9 × 35 mm、検出部(金粒子塗布)サイズ:9 × 5 mm
25枚入りまたは100枚入り - プレート用プローブホルダー:RPH5
プレートに粉体や液体を載せて測定可能
- ラマンプローブ焦点距離変更用チップ:Raman-Probe-TIP
焦点距離を2、5、7.5、10、12.5 mmから選択
- 高温用ラマンプローブ:Raman-Probe-HT
耐熱温度:~200 ℃、ステンレス製
- ラマンプローブ望遠レンズ交換チップ:Raman-Probe-TIP-Tele
焦点距離:30 mm
- プロセスモニタリング用ラマンプローブ:Raman-Probe-ProcessT
耐熱温度:~500 ℃、耐圧:~3,000 psi、ステンレス製
用途例
測定例

励起波長533 nmでの酢酸測定

起波長785 nmでの蛍石測定

励起波長1064 nmでのラム酒(青線、ボトル越しに測定)とメタノール(赤線)測定
使用例動画
ポータブルラマン分光システム 詳細仕様
励起波長532 nmラマンセット
- 小型分光器 Raman-HR-TEC-532
2048画素CCD検出器、波数範囲200~3100 cm-1、
分解能5 cm-1、検出器冷却機能付き(1段※1) - 小型レーザー Lab-LS-532
出力100mW、スペクトルライン幅<0.15 nm
- 532 nm用ラマンプローブ

励起波長785nmラマンセット
- 小型分光器 Raman-HR-TEC-785
2048画素CCD検出器、波数範囲200~2750 cm-1、
分解能4 cm-1、検出器冷却機能付き(1段※1) - 小型レーザー RamuLaser-785
出力499mW、スペクトルライン幅 0.2 nm
- 785 nm用ラマンプローブ

励起波長1064nmラマンセット
- 励起波長1064nmラマンセット
1024画素InGaAs検出器、波数範囲200~2250 cm-1、
11 cm-1、検出器冷却機能付き(2段) - 小型レーザー RamuLaser-1064
出力499 mW、スペクトルライン幅0.2 nm
- 1064 nm用ラマンプローブ

※1 検出器冷却機能を2段へとグレードアップ可能。
※2 セットの小型分光器は超高感度仕様、広波長域仕様へと変更可能。お問い合わせください。
※3 各セットにはレーザー保護メガネ、プローブホルダー、SERS用基板、サンプル用小瓶が付きます。
オプション、追加アクセサリー
スリット幅可変モジュール Inter-Slits |
ラマン光強度に応じて分光器のスリットを変更できる スリット部はマグネットになっており、付け替え操作簡単 14、25、50、100、200 μm のスリットセット付き |
表面増強ラマン(SERS)用基板 SERS-25、SERS-100 ![]() |
基板全体サイズ9 x 35 mm 検出部(金粒子塗布)サイズ9 x 5 mm 25枚入りまたは100枚入り |
プレート用プローブホルダーRPH5
![]() |
プレートに粉体や液体を載せて測定可能。 |
ラマンプローブ 焦点距離変更用チップ Raman-Probe-TIP |
焦点距離を2、5、7.5、10、12.5 mmから選択 |
ラマンプローブ 望遠レンズ交換チップ Raman-Probe-TIP-Tele |
焦点距離30 mm |
高温用ラマンプローブ Raman-Probe-HT |
耐熱温度 ~ 200℃、ステンレス製 |
プロセスモニタリング用 ラマンプローブ Raman-Probe-Process |
耐熱温度 ~ 500℃、耐圧~3,000 psi、ステンレス製 |
励起レーザー光波長の選択について
ラマン分光器の代表的な励起レーザー波長は、532nm、785nm、1064nmの3種類です。ラマン信号強度、蛍光の影響、励起レーザー光からサンプルへの熱的影響などを考慮して励起レーザー光波長を決めます。(下記表参照)
励起レーザー光波長 | |||
---|---|---|---|
532 nm | 785 nm | 1064 nm | |
ラマン信号強度 | High | Medium | Low |
蛍光の影響 | High | Medium | Low |
励起レーザー光からの熱的影響 | Low | Medium | High |
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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製品に関するご質問・ご相談
-
標準波長785nm以下のセットアップも可能ですか?
励起波長532nm、1064nmも対応可能です。お問合せ下さい。 -
励起レーザー光波長はどの様に選択したらよいですか?
ラマン分光器の代表的な励起レーザー波長は、532nm、785nm、1064nmの3種類です。
ラマン信号強度、蛍光の影響、励起レーザー光からサンプルへの熱的影響などを考慮して励起レーザー光波長を決めます。
※詳しくは【仕様】のページ下部をご参照ください。