

製品概要
本装置は凍結した病理サンプルを薄切からスライドへの固定まで、凍結切片の変形・融解なしに簡単に行なう事ができます。
凍結組織表面を粘着テープで支持・固定しますので、フラットで皺のないようにクライオスタットで薄切する事ができます。
薄切した組織は、UV感受性の粘着剤を施した専用コーティング上にハンドローラーで平らに慣らした後、UV光照射により固定します。操作は一貫して、クライオスタット装置内で行なわれますので、凍結切片作成時におこる融解および風乾とそれによるアーチファクトを回避します。
特長
■ 短時間で薄い凍結切片を作製可能(2μm~)
■ 凍結切片を簡単にしっかり固定
■ 凍結切片の変形
■ 融解がなく、サンプルに損傷なし
用途
● 良好な凍結切片のスライド作成
● レーザーキャプチャーマイクロダイゼクション
装置構成
・フラッシュパッド装置
・コントロール装置
・コーティングスライドガラス
・テープウィンドウ
・ナイフ用ワイバー
・ハンドローラー
(※別途、クライオスタットに対応するドアチャンバーが必要です)
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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製品に関するご質問・ご相談
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どのような種類の組織に使用できますか?
全ての種類の組織に使用可能です。
特に、脂肪組織や非脱灰の骨・歯等の薄切が難しい組織に役立ちます。 -
市販のスライドガラスと一緒に使用できますか?
市販のスライドガラスはご使用頂けません。
専用のスライドガラスをご使用ください。 -
取り扱いは簡単ですか?
30分程度でお使い頂けるようになります。
関連資料タブにある図入りの操作手順書からご確認頂けます。 -
何故、迅速な凍結が重要なのですか?
迅速な凍結によって氷晶を最小化することで、細胞膜が破裂したり細胞内構造を湾曲させることを防ぎます。これにより、高品質な凍結切片の作製が可能になります。
緩慢な凍結は、大きな氷晶を生み出し、切片の品質低下につながります。 -
レーザーマイクロダイゼクションにも使用できますか?
ご使用頂けます。
CyoJaneテープトランスファーの手順で準備された凍結切片は薄く、水平で、圧縮されていません。
形態はそのまま保存されていますので、標的細胞を簡単かつ正確に取得できます。