

超狭線幅CW(連続波)レーザー Solo QT 製品概要
UniKLasers社の量子技術用レーザー「Solo QTシリーズ」は、ストロンチウムやルビジウムの遷移周波数で発振するレーザーです。
レーザーは卓越したビーム品質と安定性を実現し、また小型であるため原子時計などの非常に要求の厳しいアプリケーションにご利用いただけます。
Solo QT 特長
- 狭線幅:0.3 MHz以下
- ルビジウム用:813.42 nm, 780.24 nm
- ストロンチウム用:698.4 nm, 689.4 nm
- 小型レーザーヘッド:207×80 mm, 長さ×幅)
- スペクトルドリフト:1 pm以下
- 出力安定性:2%以内
用途
- 量子技術
アプリケーション:量子技術に最適なレーザー
量子技術は、計測、サイバーセキュリティ、コンピューティングなどのさまざまな分野での急激な発展を促しています。
例えば現在最も正確な時間測定方法である原子時計は、時間標準のみならず様々な用途に用いられています。また氷床や火山中のマグマの流れを監視するために量子重力計を用いるといった実験室外での用途も増加しています。
これらの用途においては個々の原子の状態を正確に操作するために、優れた線幅と安定性を備えたレーザーが必要です。
UniKLasers社は量子技術分野の方々と緊密に連携して、ルビジウム用の「Solo 780.24シリーズ」やストロンチウム用の「Solo 698.4シリーズ」など、ターゲットとする原子遷移に対応する波長のレーザーを供給しています。
UniKLasers社のレーザーは独自開発技術により長時間動作での優れた出力と波長の安定性を実現しています。

超狭線幅CW(連続波)レーザー Solo QT 仕様
型名 | Solo 689.4 | Solo 698.4 | Solo 780.24 | Solo 813.42 |
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波長 | 689.4 nm | 698.4 nm | 780.24 nm | 813.42 nm |
出力 (可変範囲内で固定) | 10~30 mW | 10~50 mW | 10~100 mW | 10~500mW |
出力安定性 | ≤ 2 % (8時間運転, +/-1.5 °C) | |||
出力ノイズ | ≤ 0.1 rms (10Hz~10MHz) | |||
ビームの空間モード | TEM00 | |||
ビーム経 | 0.8~1.2 mm (アウトプットアパーチャー位置で) |
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ビーム発散角 | ≤1 mrad, diffraction limited | |||
ビーム位置安定性 | ≤ 5 μrad/℃ | |||
スペクトル線幅 | シングル縦モード(SLM) | |||
線幅 | ≤ 0.3 MHz (イントラキャビティーSLM, 外部リファレンスなし) |
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スペクトル線位置安定性 | ±1 pm(8時間) | |||
コヒーレンス長 | ≥ 100 m | |||
モードホップフリー掃引レンジ | オプション (GHz) | |||
偏光 | 直線, 縦; ≥100:1 | |||
ウォームアップ時間 | 5~30分(出力に依存) |
オプション
- 出力コントロール
- モードホップフリー掃引レンジ(GHz)
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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