ピコメートル超高分解能分光器 Hyperfine-HFシリーズ 製品概要

ピコメートル超高分解能分光器Hyperfine-HFシリーズ（LightMachinery社製）は、主にWeak source測定用に 開発された超高分解能分光器です。独自研磨技術で制作されたVIPA光学系を搭載しており、大型長焦点分光器クラスのピコメートルレベルの高分解能を実現します。VIPAはetalonと比較して高透過率（約50倍以上）のスループットを有した光学素子で、このVIPAを搭載した-HFシリーズは、ガス放電ランプ測定、Passiveコンポーネンツ測定、各種分光測定に対応します。

分光器の測定波長範囲は、UV/VIS/NIR/UV-VIS-NIR域に対応しており、グレーティング（固定・可動）モデルからお選び頂けます。分解能は、最高0.2～40 pmを実現します。（選択する機種による）。ブリルアン散乱光測定をご希望の場合には、レーザーライン除去機能Green Killerを搭載したHF-8999-PK-LLLシリーズを推奨致します。

特許Brillouin VIPA（Virtually Imaged Phased Array）技術

シリンドリカルレンズで垂直方向に光を分散、VIPAとグレーティングで更に分散
（重なりあう次数光を分離）

主な用途

• 光源の特性評価（ガス放電ランプ測定など）
• パッシブコンポーネントの特性評価
  　 （ノッチフィルター、エタロン、ファイバーブラッググレーティングなど）
• 各種分光測定
   -  プラズマ分光、高精度ガス分光、フェムト秒comb fingerprint分光
   -  SD-OTC光干渉断層撮影、太陽光分光、天文分光
   -  ラマン及び低周波ラマン、物理/化学研究：Zeeman splitting、要素超微細磁気構造分析
   -  水素構造、太陽の自転によるフランホーファ線のドップラーシフト）

装置種類（筐体サイズ）

手の平サイズ小型筐体

Form Factor C dimension、サイズ160 × 200 × 100 mm、重量1.5 kg

据置型筐体

Form Factor A dimension、サイズ250 × 600 × 150mm、重量20 kg
Form Factor D dimension、サイズ700 × 150 × 400 mm、重量28 kg
Form Factor E dimension、サイズ700 × 150 × 250 mm、重量28 kg