

製品概要
一般的に中赤外線は、中赤外線のフォトンエネルギーが小さいことや検出器の熱雑音の影響を受けやすいことから検出が難しいとされています。
NLIR社は、アップコンバージョンの技術を採用することにより、中赤外線を可視光に変換し、可視光として検出する方法を実現しました。従来の検出とは異なり、検出感度や応答性、ノイズレベルを抑えることができます。 NLIR社は、10 GHzのサンプリングレート、ナノ秒パルスの検出、ナノ秒領域の化学反応の追跡を可能にしました。また、NEP(雑音等価電力)を最小 10 fW/√Hzにすることに成功しました。これは冷却MCT検出やInSbを上回っています。
特長
- 2.2~5.0 μm / 4545~2000 cm-1の波長域から選択
新オプション:中心波長チューニング可能 2.7 ~ 4.5µm / 3703 ~ 2222cm-1 - DC~10 GHzバンド幅
- NEP 10 fW/√Hz
- アップコンバージョン技術を利用
用途
- ナノ秒パルス光源の検出
- DIAL(差分吸収LIDAR)
- 化学動力学の研究用途
- 微弱な中赤外域の光検出
- 気体検出
仕様
型名 | D2250-DC | D2250-2M | D2250-100M |
---|---|---|---|
中心波長 | 2.2 ~ 5.0 μm(チューニングオプション2.7 〜 4.5μm) | ||
光学線幅 *1,2 | 15 〜 200 nm | ||
帯域幅,3dB | DC ~ 20 Hz | DC ~ 2 MHz | 10 kHz ~ 100 MHz |
NEP | 1×10-15 W/Hz½ | 3×10-13 W/Hz½ | 0.5×10-12 W/Hz½ |
最小検出強度 *3 | 45 fW | 0.4 nW | 5 nW |
AC応答性(V/W) *4 | NA | 20x106 | 600x103 |
DC応答性(V/W) *4 | 200x109 | 20x106 | NA |
ダークノイズ, std. | 9 mV | 3.5 mV | 6 mV |
出力電圧, 50Ω | 10 V | 4.7 V | 1.5 V |
時間応答性, 10-90% | NA | 170 ns | 3.4 ns |
入射方法 *5 | 空間(オプション:ファイバー入射) | ||
入射偏光 | Vertical | ||
入射ビーム径(mm) | 0.5(カスタム対応) | ||
最大使用温度(℃) | 30 | ||
寸法(mm), HxLxW | 100 x 306 x 200 | ||
重さ(kg) | 5 |
型名 | D2250-240M | D2250-1G | D2250-10G |
---|---|---|---|
中心波長 | 2.2 ~ 5.0 μm(チューニングオプション2.7 〜 4.5μm) | ||
光学線幅 *1,2 | 15 〜 200 nm | ||
帯域幅,3dB | 10 kHz~240 MHz | 10 kHz~1 GHz | 20 kHz~10GHz |
NEP | 0.5×10-12 W/Hz½ | 2×10-12 W/Hz½ | 1×10-9 W/Hz½ |
最小検出強度 *3 | 8 nW | 60 nW | 100 μW |
AC応答性(V/W) *4 | 300x103 | 3x103 | 120 |
DC応答性(V/W) *4 | NA | NA | 50 |
ダークノイズ, std. | 4 mV | TBD | TBD |
出力電圧, 50Ω | 1.5 V | 1 V | 0.45 V |
時間応答性, 10-90% | 1.41 ns | 0.34 ns | 0.034 ns |
入射方法 *5 | 空間(オプション:ファイバー入射) | ||
入射偏光 | Vertical | ||
入射ビーム径(mm) | 0.5(カスタム対応) | ||
最大使用温度(℃) | 30 | ||
寸法(mm), HxLxW | 100 x 306 x 200 | ||
重さ(kg) | 5 |
*1 線幅は選択した中心波長に依存します。
中心波長が高波長側になると、光学線幅も広くなります。(200 nm@4.2 μm)
*2 ブロードバンド仕様にすることができますが、応答速度が遅くなります。
*3 全帯域における最小値です。
*4 3.5 μmを中心波長としたときの最小の有効値です。
*5 光学アライメントのための、532 nmのガイドレーザーが組み込まれております。
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
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