

製品概要
NT230シリーズは、ダイオードポンプQスイッチNd:YAGレーザーと光学パラメトリック発振器(OPO)が一つのコンパクトな筐体に統合されたレーザーです。
ハンズフリーで192〜2600 nmの範囲で波長可変が可能で、100Hzの繰り返し周波数で、最大9mJのエネルギーパルスが得られます。100 Hzの繰り返し周波数を有するNT230シリーズレーザーは、レーザー誘起蛍光、フラッシュフォトリシス、フォトバイオロジー、計測学、リモートセンシングなど、多くの用途を網羅します。
革新的なダイオード励起を採用することにより、ほとんどメンテナンスを必要とせず、卓越した安定性を実現しています(フラッシュランプ励起との比較)。水冷式チラーで冷却し、ランニングコストをさらに削減します。
NT230シリーズシステムは、付属のLabVIEW™ドライバを使用して、リモートコントロールパッドまたはコンピュータから制御することができます。コントロールパッドは、レーザー用保護メガネを装着していても読みやすいバックライト付きのシステムディスプレイで、すべてのパラメーターや機能を簡単にコントロールできます。355 nmの出力ポートが標準装備されています。
特長
- 高エネルギーDPSSレーザーとOPOの一体型
- 192~2600 nm波長域でハンズフリーで波長可変可能
- 高パルスエネルギー:最大15 mJ(可視域)最大1.8 mJ(紫外域)
- 最大繰り返し周波数:50Hz、100Hz
- 紫外域(UV)で1.8 mJ以上のパルスエネルギー
- 線幅:5cm-1以下の狭線幅
- 2~5 nsのパルス幅
- コントロールパッドまたはPCによるリモートコントロール
- 355 nm出力口(標準搭載)
- 532 nm、1064 nmの出力可能(オプション)
- 空冷
用途
- レーザー励起蛍光分光
- フラッシュフォトリシス
- フォトバイオロジー
- リモートセンシング
- 計量学
- 非線形光学
チューニングカーブ(代表値)
・ NT230

・ NT230 SH/SF

・ NT230 DUV

ビームプロファイル
・ ニアフィールド

・ ファーフィールド

レーザーヘッド寸法図
・ NT230

仕様
型名 | NT230-50 | NT230-100 | |
OPO | |||
波長可変範囲 | シグナル光 | 405~710 nm | |
アイドラ光 | 710~2600 nm | ||
SH/SF | 210~405 nm | ||
DUV | 192~210 nm | ||
パルスエネルギー | OPO | 15 mJ | 9 mJ |
SH/SF | 1.8 mJ | 1.3 mJ | |
DUV | 0.25 mJ | 0.15 mJ | |
繰り返し周波数 | 50 Hz | 100 Hz | |
パルス幅 | 2~5 ns | ||
線幅 | < 5 cm-1 | ||
ビーム拡がり角 | < 2 mrad | ||
ビーム径(代表値) | 5 mm | ||
励起レーザー | |||
励起波長 | 355 nm | ||
励起エネルギー(代表値) | 50 mJ | 35 mJ | |
パルス幅 | 2~5 ns@1064 nm |
更新日 | 更新内容 | サイズ | ダウンロード |
---|