蛍光プローブ開発、創薬、蛍光材料開発の必須アイテム
超微弱発光からピコ秒・蛍光寿命測定まで一台でこなす

超高感度蛍光分光光度計 FS5シリーズ

ED01 お見積り・お問い合わせへ
  • 製品概要
  • カタログ・関連資料
超高感度蛍光分光光度計 FS5シリーズ 超高感度蛍光分光光度計 FS5シリーズ

製品概要

「FS5 - Spectrofluorometer 分光蛍光光度計」(Edinburgh Instruments社)は、世界最高の感度、分解能と測定スピード、さらにピコ秒蛍光寿命測定(TCSPC)までこなす、唯一無二の高性能・分光蛍光光度計です。特別な実験技術を持たなくても、ピコ秒測定、赤外蛍光測定、偏光測定といった、高度な蛍光測定を誰でも日常的に行うことができます。

特長

  • ピコ秒蛍光寿命測定25 ps~50 μs(TCSPC)、10 μs~10 s(MCS)
  • 超高感度・単一光子計測(SPC)
  • 低ノイズ・高感度 水のラマン:SNR 6,000:1
  • ワイドレンジ検出波長 230 - 1650 nm
  • 光源スペクトル補正
  • 透過吸収スペクトル測定
  • 多様なサンプルモジュール

標準仕様 - FS5 Spectrofluorometer -

光学系 反射光学系
光源 150 Wキセノンランプ(オゾンフリー)
モノクロメータ ・Czerny-Turner型 (平面グレーティング)
 励起スペクトル 230 nm - 1000nm
 発光スペクトル 230 nm - 870nm
・FS5 – NIR オプション使用時
 発光スペクトル 230 - 870 nm、600 – 1010 nm
・FS5 - NIR+ オプション使用時 
 発光スペクトル 230 - 870 nm、950 – 1650 nm
フィルターホイール 励起・発光の両モノクロメータに搭載(モータドライブ)
バンドパス(励起/発光) 0 〜30 nm(連続可変型)
波長分解能(励起/発光) ±0.5 nm
波長掃引速度(励起/発光) 100 nm/s
積算時間 1ミリ秒~200秒
検出器 冷却・光電子増倍管(R928P)、測定範囲200 nm - 870nm
リファレンス光検出器 UV対応シリコンフォトダイオード
透過光検出器 UV対応シリコンフォトダイオード
水のラマン光強度 >400,000cps@397nm、(積算時間1秒、励起波長350nm、バンド幅5nm)
水ラマン信号のS/N SNR SQRT> 6000:1
寸法 104 cm(w)x 59 cm(d)x 32 cm(h)
重量 55 kg

ソフトウェア Fluoracle®

FS5 Spectrofluorometer標準添付のソフトウェア Fluoracle®は、一般的な発光スペクトル測定からTCSPCによるピコ秒蛍光寿命測定、積分球による発光量子収率といった高度な測定にまで対応します。分かりやすいユーザ・インターフェイスが用意されており、誰でも測定から解析までスムーズに行うことができます。
さらに、「FAST(Fluorescence Analysis Software Technology)ソフトウェア」へのアップグレードによって、高度なDecay Kineticsなどの解析が可能になります。

測定例

発光スペクトルの温度依存性

ローダミンBは、他のローダミン誘導体よりも柔軟な分子構造を持ち、温度変化に対して発光スペクトルが敏感に変化します。ここではペルチェ素子を搭載したサンプルモジュールSC-25を使用して、測定しています。

発光スペクトル図

測定条件:
ローダミンB
OD = 0.1@525nm
スペクトルバンド幅:2.5nm
積算時間:0.1秒
温度精度:0.5℃
温度安定時間:10分

励起スペクトルのpH依存性

蛍光の励起スペクトルは、光吸収スペクトルとは違い、発光に関する情報のみが得られます。正確な励起スペクトルを測定するためには、サンプルの濃度を十分に低くし、励起光の試料表面近傍での吸収(自己吸収)の影響を最小にする必要がありますが、一方で発光強度が非常に弱く、測定には高い検出感度が必須となります。

励起スペクトルのpH依存性図

測定条件:
フルオレセイン溶液、pH2~7
スペクトル分解能:1.5nm
積算時間:0.1秒

pH = 2で大きなブルーシフトが、 pH = 7では発光強度が最大になる。

シンクロナス・スペクトルスキャン測定

シンクロナス・スペクトルスキャン測定は、励起及び発光の両方のモノクロメータを、一定波長ずらした状態(オフセット値0〜20nm)を維持しながら、両方のモノクロメータを同時にスキャンして測定します。この方法は、主に吸収波長と発光波長に重なりを持つ、希薄混合液の成分分析などで使用されます。
シンクロナス・スペクトルスキャンのオフセット値を0 nmに設定した場合、粉末の透過/反射/吸収スペクトルの測定(積分球使用)が可能です。

シンクロナス・スペクトルスキャンのデータ(右図)から吸光スペクトル(左図)

測定条件:YAG:Ce粉末(BaSO4で希釈)の濃度を100%から20%まで変化。
シンクロナス・スペクトルスキャンのデータ(右図)から吸光スペクトル(左図)を計算。

キネティックス測定 - 発光強度、吸収の時間変化 -

発光強度の経時変化を記録します。同時に、サンプル透過光の変化から吸収の変化も観測します。化学的、生物学的に不安定なサンプルや、変化が微小なサンプルの観測に適した測定モードです。

発光強度、吸収スペクトル測定および時間変化測定(キネティックス測定)

測定条件: カスパーゼアッセイの、酵素100%添加(青色)および酵素0%(赤色)の蛍光強度の時間経過を観測。

励起–発光マップ(EEM)測定

EEM測定は、混合物が持つ固有のスペクトルマップパターン(指紋パターン)を測定します。励起波長を少しずつ変化させながら、各励起波長の発光スペクトルを測定し、スペクトルマップとして表現します。
なお、広い波長範囲のEMM測定の場合は、高次回折光を内蔵フィルタで除去できる場合に限られます。

中国茶のスペクトルマップパターン

中国茶のスペクトルマップパターン

絶対発光量子収率の測定

絶対発光量子収率測定は、オプションの積分球を使用します。試料が無い状態での吸収・発光スペクトルをリファレンスとし、サンプルの吸収・発光スペクトルの積分値から、量子収率の絶対値を求めます。量子収率の計算は、ソフトウェアのウィザードを使用して、簡単に行うことができます。

絶対発光量子収率図

測定条件:過塩素酸中の、二硫酸ビスマスの絶対量子収率。
赤線は、散乱された励起光(励起波長350nm)と、発光スペクトル。
青線は、ブランクの散乱スペクトルを示しています(強度を100倍して表示)。

色度および色座標測定

照明器具の生産現場では、蛍光材料の色座標を正確に決める必要があります。 FS5添付のソフトウェアFluoracleは、CIE 1931およびCIE 1976による、色座標および光度値を計算するための色度分析ツールが用意されています。

色度および色座標測定図

青色、緑色、黄色および赤色の発光を有する、4つの市販粉末の測定結果を示しています。
CIE 1931、CIE 1976CIE 1931、CIE 1976CIE 1931、CIE 1976

プレートリーダー測定

市販の96wellの溶液用プレートリーダーを使用した、測定が可能です。溶液だけでなく、粉末試料をプレートリーダーに入れて、連続的に測定することが可能です。沢山のサンプルを評価する、似日の品質管理などでの使用も可能です。他のサンプルホルダーと同様に、時間分解測定を含む他のアップグレードオプションと互換性があります。

プレートリーダー測定

アップグレード・オプション

FS5 – MCS  蛍光寿命10μs〜10sの測定

FS5 – MCS は、FS5の標準機能に加えて、発光寿命が10μs〜10sと比較的ゆっくりとした寿命(燐光、ランタノイドの発光)測定が可能です。標準のCWキセノンランプに加えて、キセノン・フラッシュランプを搭載します。ソフトウェアーで寿命測定モードを選択すると、自動でフラッシュランプに変更されます。蛍光寿命を評価するためのフィッティング、デコンボリューションなど一般的な解析機能が用意されています。

FS5、MCS蛍光寿命10μs〜10sの測定

測定条件:抗体標識に使われる、ユーロピウム・クリプテート-APCを測定。FRETの抗原濃度依存性を観測。
蛍光寿命から、低濃度の抗原濃度を評価できます。

FS5 – TCSPC  ps ~ 50 μsの高速蛍光寿命測定

FS5 – TCSPC は、FS5の標準機能に加えて、時間相関単一光子計数方式(TCSPC)によるps ~ 50 μsの蛍光寿命測定が可能です。励起光源として、ピコ秒パルスレーザ(EPLシリーズ)又はピコ秒パルスLED (EPLEDシリーズ)を内蔵します。

FS5 – TCSPC  ps ~ 50 μsの高速蛍光寿命測定

各種励起波長光源が用意されており、用途に適切な物を選択してご使用頂きます。光源の交換は、ユーザが容易に行える構造となっています。

FS5標準搭載の検出器を使用した場合、装置応答関数(IRF)は約800psとなり、蛍光寿命は約100ps~の解析が可能です。IRF~200 psの、高速応答の検出器(FS5-TCSPC +)を使用した場合は、約25 ps~の蛍光寿命の解析が可能です。なお解析可能な時間分解能は、使用する光源性能(EPLシリーズ、EPLEDシリーズ)によっても、異なります。

FS5 – NIR/ NIR+  近赤外蛍光測定オプション ~1010 nm / ~1650 nm

FS5 – NIR/NIR+は、測定波長を近赤外領域にまで拡張します。標準搭載の検出器に加えて、赤外検出器を搭載します。波長拡張オプションには2種類あり、FS5-NIRは冷却高感度PMTによる~1010 nmまで測定が可能です。 FS5-NIR +は、TE冷却NIR-PMTとNIR用グレーティングを装備し、~1650 nmまで測定できます。どちらも、単一光子計測による高感度測定と蛍光寿命測定が可能です。

FS5 – POL 偏光測定オプション

励起光学系と検出光学系の両方に偏光素子を搭載し、偏光蛍光や発光の異方性評価を行うことができます。自動測定はもちろん、異方性曲線の描画(生データとG因子で補正したデータの両方)を表示できます。さらにTCSPCオプションと組み合わせることで、時間分解による蛍光異方性の測定も可能です。 偏光素子には方解石偏光プリズム(240nm〜2300nm)を使用しており、NIRオプションFS5-NIRおよびFS5-NIR +との互換性があります。

サンプルホルダーオプション

様々なアプリケーションに対応できる、測定モジュールを用意しております。ユーザが必要に応じて、簡単にインストールできます。Fluoracleソフトウェアは、接続された測定モジュールを自動認識するため、複雑な操作は必要ありません。

SC-05: Standard Cuvette Holder
SC-10: Solid Sample Holder (upright/tilted sample)
SC-15: Solid Sample Holder (horizontal sample)
SC-20: Thermostatic Sample Holder (water bath regulation)
SC-25: TE-Cooled Sample Holder (-50°C to +105°C)
SC-26: TE-Cooled Sample Holder (-50°C to +150°C)
SC-28: Heated Sample Holder for Powders (up to 300°C)
SC-30: Integrating Sphere
SC-40: 96 Micro-well Plate Reader
SC-50: Optical Fibre Launcher (liquid light guides, SMA, FC)
SC-60: Calibration Kit
SC-70: Liquid Nitrogen EPR Dewar
SC-80: Liquid Nitrogen Cryostat

FASTソフトウェア 高機能・蛍光寿命解析ソフト

FASTソフトウェアパッケージは、寿命分布解析や指数成分解析といった、標準ソフトウェアよりも、より高度な蛍光寿命解析機能が提供されます。

製品紹介動画


カタログダウンロードページへ
Get ADOBE READER

ダウンロードしたPDFファイルをご覧になるには、Adobe Acrobat Readerが必要です。左記のバナーより、ソフトウェア(無料)をダウンロード・インストールして下さい。

更新日 更新内容 サイズ ダウンロード

よくいただくご質問

製品のお見積り・お問い合わせはここをクリック

※お問い合わせNo.ED01をお伝えください。

お電話 ※お問い合わせNo.をお伝えください。
本社03-3686-4711
大阪営業所06-6393-7411